Adeang氏が第25議会の初会合で、無投票のまま大統領に再選された。彼は10月11日の総選挙で837票を得て当選した。19議席のうち1名が議長となり、残る18名が大統領を選出する。議長にはStephen氏、副議長にはDageago氏が選ばれた。Adeang氏はこれまで司法相や大統領として物議を醸してきた人物であり、記者の入国を制限するなど報道の自由に厳しい姿勢で知られている。TVNZの特派員Dreaver氏は、「彼は“物議を醸す選択”をする指導者」と評している。2018年、Dreaver氏は太平洋諸島フォーラム首脳会議のためにナウルに滞在中、ナウルの難民を取材したことで拘束されたことがある。また、彼女は2013年から2019年までナウルの大統領だったワンガ氏とAdeang大統領の親密な関係を指摘した。現在、Waqa氏は太平洋諸島フォーラムの事務局長であるが、両者ともにリン鉱石会社からリベートを受け取ったとして告発され、オーストラリア警察によって捜査されている。この件については、Adeang氏もWaqa氏も否定している。ナウルでは報道機関の大半がナウル・メディア局(Nauru Media Bureau, NMB)に属し、すべて政府職員として従事している。外国記者の取材ビザ申請料は8,000豪ドルに上るため、政府の監視が実質的に強化されていると指摘されている。(Radio New Zealand/OCT14, 2025)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/575881/nauru-s-david-adeang-re-elected-as-president-unopposed
ナウル
【経済・社会動向】
Adeang氏が無投票で大統領再選(ナウル)
2025.10.21