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ニュージーランドが海軍船座礁事故賠償金600万ドルを支払い(サモア)

ニュージーランド政府は、2024年10月にサモア近海で海軍船HMNZS Manawanuiが座礁・沈没した件で、賠償金として600万NZドル(約1,000万サモア・タラ)をサモア政府に支払った。ニュージーランドのPeters外相は、「我々は常に正しいことを行うと約束してきた」と述べ、地元漁場の損失や環境被害を認めた。村の長老たちは「豊かな漁場が失われた」として、船体の撤去を求めている。当事故の調査では、乗組員の訓練不足と艦の性能不足が事故原因とされ、今後の懲戒処分の可能性も検討している。指揮官のWard氏は、「沈没の影響を最小限に抑えるため、燃料・弾薬・残骸の除去を完了した。引き続き、残骸の調査と環境影響評価を進める予定である。」と説明した。そして、沈没事故から1年を振り返り、Ward氏は、「国防軍は人命が失われなかったことに感謝するとともに、沈没事故がサモアの人々に与えた影響を認識している」と述べた。(Radio New Zealand/OCT06, 2025)

https://www.rnz.co.nz/news/national/575097/new-zealand-pays-samoa-6m-over-grounding-of-hmnzs-manawanui