サモアの国家元首であるEti Sualauvi II世は、同国憲法に定められた予算承認案が可決されなかったことによる財政危機をうけ、サモア憲法第105条に基づき、9月26日付けで30日間の非常事態宣言を発令した。緊急予算は9月30日から10月29日まで有効で、政府は政府業務を継続するために財務省からの資金を利用することができる。Savali新聞によると、今年初めに歳入法案が可決されなかったため、早期選挙が実施され、政府は暫定政権に移行し、サモアの新政権は9月16日に発足した。Ale Molio'o首相代行によると、国会は10月第2週に開催され、主要予算案が提出される予定である。30日間の非常事態期間中、財務省は本予算の編成に取り組む。非常事態は、経済的緊急事態に対応するために必要な資金を財務省資金から発行することのみを目的とするものとされている。（Radio New Zealand/SEP30, 2025）

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/574575/samoa-declares-economic-emergency-over-budget-crisis