仏領ポリネシアに駐在する中国のLixiao領事は、最近の仏領ポリネシア政治家による台湾訪問について、一つの中国政策に反するとして、反対との不快感を表明した。この発言は、最近の2人の元仏領ポリネシア大統領と1人のフランス上院議員を含む代表団による台北訪問を受けたものとされる。しかし、同時にLixiao領事は、「中国は 市民的、文化的、経済的な分野における他のいかなる交流にも反対しているわけではない」と述べた。Lixiao氏の発言を受けて、地元メディアの取材に応じたFritch前大統領は、「今回の台湾訪問は、政治的な目的はなく、むしろ経済的および文化的な動機である」と強調した。また、「仏領ポリネシアは、中国と台湾の対立のどちらかの味方をする必要はない。中国との結びつきが強いとしても、仏領ポリネシアが太平洋地域での新たな機会の探求や建設的な交流を自制する必要もないし、我々は中国の属国ではない。台湾はポリネシア人を生み出した太平洋の島々の移動の発祥地であり、文化的、歴史的なつながりである」と強調した。また、Rohfritch上院議員もLixiao領事の発言に対して、「Lixiao領事は自分の立場を逸脱しており、私たちは中国の省のひとつでもないのに礼儀の一線を越えている」とメディアに語っている。台湾訪問のメンバーは、台湾へのミッションはフランス外務省の事前承認を得ており、国際議会関係の枠組みの下にあると主張している。現在、パリを拠点とするフランス上院議員の別の代表団が台北に滞在しており、同様の枠組みでミッションを行っているとみられる。(Radio New Zealand/SEP24, 2025)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/573930/french-polynesian-politicians-visit-to-taiwan-irks-beijing-envoy
仏領ポリネシア
【中国・台湾進出動向】
仏領ポリネシアの政治家による台湾訪問に北京特使が憤慨(仏領ポリネシア)
2025.09.30