太平洋諸島フォーラム(PIF)の指導者たちは、9月8日に開幕する年次会合のためにソロモン諸島を訪れている。PIF首脳会議は、ニュージーランドとオーストラリアを含む18の加盟国と地域が、この地域が直面する大きな問題について話し合う場である。通常、中国、フランス、米国、英国、日本、台湾を含む20以上の対話パートナーが出席するが、今年の主催者であるソロモン諸島のManele首相は、すべての外部パートナーのこのイベントへの参加を認めなかった。その理由は、太平洋地域の指導者たちに、パートナーシップ・エンゲージメント・メカニズムの改革の一環として、フォーラムとパートナーとの関わり方を見直すことに集中する場を与えるためであるとしている。一方今回のサミットには、PIF準加盟国のグアムとアメリカ領サモアが初めて出席する。サミットで検討される議題には、以下のようなものがある。*気候危機 *平和の海提案 *ニューカレドニア報告書 *福島原発廃水問題 *西パプア問題 *太平洋レジリエンス施設 *地域労働移動 *カヴァ宣言 *フィジーによる緑の気候基金事務所誘致 *ニュージーランドの2027年PIF開催招致 *米国とのマグロ条約交渉 などである。(Radio New Zealand/SEP06, 2025)
太平洋地域
【PIF関連動向】
第54回太平洋諸島フォーラム首脳会議概要(太平洋諸島)
2025.09.12