何万年もの間、パプアニューギニア(PNG)は46万平方キロメートルに及ぶ山岳地帯、熱帯雨林、600の島々からなる地域で、800以上の言語を話す1,000の部族が暮らしていたと推定されてきた。そのPNGはまずドイツによって植民地化され、次にオーストラリアによって植民地化された。1970年代初頭、パプアニューギニアの統一はほとんど不可能に思えた。数百もの部族、言語、伝統が世界でも有数の険しい地形に広がっており、独立への道は国そのものと同じくらい複雑だった。そして、1975年9月15日、1906年以来パプアニューギニアに掲げられていたオーストラリア国旗が降ろされて、国家として独立した。貧困と失業、ジェンダーに起因する暴力、政治的不安定と闘っている国であり、約1,180万人の国民にとって、公共サービスへのアクセスは最大の課題のひとつである。その豊かな文化的多様性もまた、国民統合に複雑さをもたらしているが、多くの人々は希望を持ち続けている。9月15日、PNGは独立50周年を迎える。(Radio New Zealand/SEP11, 2025)
パプアニューギニア
【経済・社会動向】
パプアニューギニア独立50周年(パプアニューギニア)
2025.09.12