クック諸島とニュージーランド間の外交的緊張が続く中、外務・移民省(MFAI)のトップHerrmann氏が約10年の任期を終え来月10月に退任する。Herrmann氏は、クック諸島が今年2月に中国と締結した協定をめぐり、ニュージーランド政府との公然の対立の後、相互信頼を回復し、共通の期待を明確にするために、ニュージーランド側高官と会談してきたと見られている。この外交的亀裂により、ニュージーランド政府はクック諸島への1,820万ニュージーランド・ドルの資金援助を停止した。こうした状況の中、奮闘してきたHerrmann氏の辞任である。昨年9月に再任され、連続4期目となったHerrmann氏は、外交政策、国際貿易政策、移民政策に関連する政府の優先事項を実現する責任者であり、クック諸島のより広範な安全保障、経済、海洋、環境目標にも貢献した。Hunter公共サービス委員は「クック諸島の公共部門で25年にわたるキャリアを持つ彼女は、国際関係の管理、多様な利害のバランス、クック諸島のための効果的な提言の専門知識を発揮してきた。太平洋諸島フォーラム・リーダーズ・ミーティング(PIFLM)の議長職を務め、第52回PIFLMを主催し、リーダーシップと地域貢献の遺産を残した。」とHerrmann氏の功績を称えた。(Radio New Zealand/SEP03, 2025)
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外務長官がニュージーランドとの外交的緊張の中で辞任(クック諸島)
2025.09.05