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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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関税の緊張-Trump政策の影響に備える(太平洋諸島)

太平洋島嶼国には、大量に輸出される製造業はないが、Trump大統領の関税政策は、アジア太平洋地域全体の経済を変動させ、無視しがたい間接的な脅威をもたらす。一部の太平洋諸島は、 米国の関税にいまだに悩まされているが、4月に発表された当初よりも低い税率で課税されている。例えば、フィジーの関税は32%から15%へと半分以下に引き下げられた。バヌアツの関税は22%から15%に、ナウルの関税は30%から15%に下がった。パプアニューギニアは10%から15%に引き上げられ、ニュージーランドも15%の関税が適用された。オックスフォード・エコノミクス主催の第2四半期ウェビナーで講演したエコノミストたちは、中国、日本、韓国、台湾の製造業者にとっての緊張の主な原因として、関税の不確実性、産業活動の弱体化、生産パターンの変化を挙げ、ひいてはアジア太平洋地域全体の産業見通しが依然として不透明であることを指摘している。米中間の相互関税は125%から10%に引き下げられたが、様々な複合的な圧力が、中国の工業生産の低迷を引き起こしており、中国の産業界、知財業界では、今年は景気後退が予想されているという。オックスフォード・エコノミクスは、「アジア太平洋地域全体の成長は鈍化するものの、比較的底堅く推移すると予想しており、この貿易戦争に絶対的な勝者はいない。企業は、近隣諸国に生産拠点を移すことで、関税を回避しようとする傾向が強まっている。」と指摘している。(Pacific Islands News Association/AUG 28, 2025)

https://pina.com.fj/2025/08/28/tariff-tensions-pacific-islands-brace-for-impacts-of-trump-policy/