"パラオのWhipps Jr大統領は、来月開催されるPIF首脳会議にパートナー国を参加させないことは「機会の損失」であると述べた。また一方でWhipps Jr大統領は、パートナー諸国20カ国以上に扉を閉ざすとしたホスト国としてのソロモン諸島の立場を尊重するとも述べた。Whipps Jr大統領はRNZ Pacificの取材に対し、この決定を受け入れたものの、満足はしていないと語った。「これらはフォーラムのイベントであり、フォーラムのイベントとして扱われる必要がある。ソロモン諸島のイベントでもなければ、パラオのイベントでもない。PIFの会議には、すべてのパートナーが参加することが重要だ。ソロモン諸島で開催される会議にパートナーが参加しないのは、機会損失だ。」と述べた。ソロモン諸島の野党議員Kenilorea Jr氏は、この動きはManele政権が台湾の入国を阻止しようと目論んでいることを隠すためのものだと述べ「私の見るところ、これは間違いなく、100%、中国と台湾に関係している。」と語った。パラオ、ツバル、マーシャル諸島は、台湾との関係を維持する太平洋の残りの国である。英紙『ガーディアン』は、ツバルがPIF首脳会議への不参加を検討していると報じた。Whipps Jr大統領氏は、来年パラオで開催されるPIF首脳会議では、中国を含むすべての国が歓迎されると述べた。Whipps Jr大統領は、「誰もがそれぞれの主権を持ち、それぞれのパートナーがいて、それぞれの理由がある。我々はそれを尊重する。最も重要なことは、共に協力する方法を見つけることだ。」と訴えた。ソロモン諸島は2019年に国交を台湾から中国に切り替え、2022年には中国と安全保障条約を結んでいる。(Radio New Zealand/AUG15, 2025)
パラオ
【PIF関連動向】
太平洋諸島フォーラム(PIF)パートナー除外を「機会損失」と指摘(パラオ)
2025.08.22