フィジーで開催された太平洋諸島フォーラム外相会議(FFMM)において、ソロモン諸島で開催されるPIF首脳会議に米国、中国、台湾などのパートナー諸国を招待しないというManele首相の提案が承認された。「第54回太平洋諸島フォーラムで予定されていたパートナーとの対話を2026年に延期するというソロモン諸島政府の最近の判断に、閣僚たちはソロモン諸島政府から提供された報告事項を歓迎した。」と、会議の議長を務めたトンガの皇太子兼外務大臣Tupouto'a Ulukalala氏が、8月14日夜、記者団に語った。この判断に関して、パラオとサモアからは賛同の声が上がったが、フィジー、オーストラリア、ニュージーランドからは反対の声が上がった。フィジーのRabuka首相は、この動きは数十年にわたる太平洋地域の協力関係を崩壊させる恐れがあると述べた。また、ニュージーランドのPeters外相は、PIF内の意見の相違を引き起こしているのはPIF自身ではなく、「部外者」であると非難した。元PIF政策アドバイザーのTekiteki氏も、ソロモン諸島の今回の提案が公の場(外相会議)で進展したことは残念だと語った。彼はまた、RNZ Pacificの取材に対し、「この問題は、外部パートナーがいかにPIFメンバー同士を対立させているかを浮き彫りにした。」と語った。(Radio New Zealand/AUG15, 2025)
太平洋地域
【PIF関連動向】
パートナー諸国へ閉ざされた扉-太平洋諸島フォーラム(PIF)首脳会議(太平洋諸島)
2025.08.22