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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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新ガイドライン策定で責任ある鯨観光への一歩を踏み出す(クック諸島)

クック諸島当局は、海洋生物の保護と観光客の安全確保、責任あるホエールウォッチングと海水浴のための新しいガイドラインと認可制度を策定している。クック諸島観光局はこのような分野で正式な権限を与えられておらず、規制の権限も持たないが、関係機関、事業者、コミュニティとの協議や 協力的な取り組みを主導していくことを確約するとクック諸島観光局のKirner観光開発部長は述べた。また、Aitutaki島のHenry市長は、 Aitutaki島政府が観光業者、クック諸島観光局、国立環境局(NES)、海洋資源省(MMR)、南太平洋地域環境計画(SPREP)と協力し、 Aitutaki島のガイドラインと全ての観光業者に対する免許制度を策定中であることを明らかにした。「観光活動による 「混乱」は、クジラにとっても、海洋観光ビジネスにとっても、そして自然の生息地で海洋生物を見ることを楽しみたいと願う私たちの未来の世代にとっても、深刻な長期的影響をもたらす可能性があることを、私たち全員が認識する必要がある。」とHenry市長は自信のSNSでコメントしている。クック諸島観光局のKirner氏は、海洋資源法、マラエ・モアナ法、海上輸送法などの既存の枠組みには関連規定があるかもしれないが、「我々の知る限り、Rarotongaでのホエールウォッチングや 海水浴を対象とした正式な現地条例は今のところ存在しない。」と述べ、「最近発表された”太平洋の責任ある海洋野生生物観賞ガイドライン(Pacific Responsible Marine Wildlife Viewing Guidelines)”は、太平洋の状況に合わせた科学的根拠に基づく強力な参考資料であり、クック諸島での議論の貴重な基礎となると考えている。」と語った。(Radio New Zealand/AUG20, 2025)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/570491/cook-islands-takes-step-toward-responsible-whale-tourism-with-new-guidelines-in-development