マーシャル諸島のHaine大統領は、マジュロの議会開会式において、ツバルとパラオの指導者たちとともに、来月ソロモン諸島で開催される太平洋諸島フォーラム年次首脳会議の決定に、PIFの将来の統一と安定がかかっていると強調した。マーシャル諸島、パラオ、ツバルは、台湾との外交関係を維持している世界12ヶ国のひとつである。問題は、中国と密接な関係にあるソロモン諸島が主催する来月の年次首脳会議である。ソロモン諸島は、3つの島国にとって主要な支援国であり、PIF事務局にとっても支援国であるにもかかわらず、台湾のPIFへの関与を制限または阻止することを選択するのではないかという懸念がある。PIFに対して、台湾と国交関係にある3ヶ国の首脳は中国と台湾の地政学的な論争に言及し、非メンバー国にフォーラムの政策を指示させてはならないというメッセージで一致している。中国は2024年のPIF首脳の共同声明(コミュニケ)で台湾への言及を削除させるなど、台湾とその国際関係を疎外するよう働きかけ、これに関して、Haine大統領は、「PIFはメンバー国のものであり、非メンバー国のものではないと固く信じている。そして、非メンバー国が、この最高の地域組織がどのように業務を遂行するかについて口を出すことは許されるべきではない。」と発言している。(Radio New Zealand/AUG05, 2025)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/569074/marshall-islands-president-warns-of-threat-to-pacific-islands-forum-unity
マーシャル諸島
【経済・社会動向】
【中国・台湾進出動向】
太平洋諸島フォーラムの結束を脅かすと大統領が警告(マーシャル諸島)
2025.08.12