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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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ロシア沖の強い地震による大きな被害を免れる(太平洋諸島)

ロシア沖で発生したマグニチュード8.8の巨大地震によって引き起こされた津波は、7月31日時点で、南米に向かって南東に進んでいる。米国地質調査所によると、この地域周辺ではマグニチュード5以上の余震が約80回発生しており、今後1週間以内にマグニチュード7以上の地震が発生する確率は59%だという。ニュージーランドのMetserviceによると、ハワイ諸島北西部のいくつかの海岸沿いでは高さ3メートルの津波、仏領ポリネシア、キリバス、サモア、ソロモン諸島では高さ1〜3メートルの津波が発生する可能性がある。フィジーでは、現地時間午後10時15分まで注意報が発令されたが、国家災害リスク管理事務所(NDMO)は、引き続き警戒を怠らず、公式発表に従うよう市民に呼びかけている。バヌアツ、パプアニューギニア、ソロモン諸島、仏領ポリネシアでは、早朝に注意報が解除され、被害や大きな事故は報告されていない。トンガでは一晩中、津波警報のサイレンが鳴り続け、現地時間の午前0時頃に解除された。トンガのSovaleni首相は、「2022年の海底火山噴火、そして今回の津波の際に国の緊急警報システムが機能したことに満足している」と述べた。RNZ Pacificの取材に対し、ビクトリア大学ウェリントン校のTownend教授(地球物理学)は、「このような地震は世界中で頻繁に起きているが、これほどの規模の地震は10年に1度あるかないかである」と話す。マグニチュード8を超えたのは、2011年に発生した東日本大震災でのマグニチュード9.1である。(Radio New Zealand/JUL31, 2025)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/568587/pacific-avoids-major-damage-after-powerful-quake-off-russia