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Rabuka首相、太平洋における中国の軍事基地は「歓迎しない」と発言(フィジー)

フィジーのRabuka首相は、太平洋地域における中国の軍事基地を「歓迎しない」と宣言し、中国の安全保障上の野心的な計画に打撃を与え、「中国は太平洋における安全保障上の足がかりを積極的に求めているとは考えていない」と強調した。同首相は、キャンベラのナショナル・プレス・クラブでのスピーチの後、太平洋における中国の役割について質問を受けた。そして、中国が太平洋地域に軍事基地構築を阻止するため、自身が首相である限り、自らの影響力を地域全体で活用するといい、中国が太平洋地域に影響力を広げたいと考えていることに対しては、「かなり厳しい舵取り」が迫られるのではないかと示唆した。こうした回答がある一方で、Rabuka首相は、中国が太平洋地域で軍事基地を積極的に展開しようとしているとは思わないという見解を示している。これはオーストラリア政府とは相反する見解で、同政府は中国は太平洋島地域の安全保障上の足場を築くこと、その手段として軍事目的にも利用可能な「二重用途」のインフラプロジェクトとなる可能性を指摘している。オーストラリアのConroy太平洋地域担当大臣は、「太平洋における警察協力の拡大を図るなど、中国政府がこの地域における安全保障上の存在感の確立を目指しているものである」と繰り返し公言している。(Radio New Zealand/JUL2,2025)

https://www.rnz.co.nz/news/world/565776/fiji-s-pm-sitiveni-rabuka-says-china-s-military-bases-are-not-welcome-in-the-pacific