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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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PIFに対して台湾の公平な立場を要求(パラオ)

パラオのWhipps大統領は、2025年に開催される太平洋諸島フォーラム(PIF)首脳会議において、台湾に全面的な参加を認めるよう求めている。当首脳会議を成功させるために責任ある役割を果たすよう求めており、Whipps大統領はPIFに対して、出席すべき全ての関係者が参加できるよう確認してほしいと要求している。2025年会議の開催国であるソロモン諸島の報道官は、「現時点で、政府は首脳会議への参加や関連する手配についてコメントする立場にない」との見解を示した。PIF加盟の3ヶ国(ツバル、パラオ、マーシャル諸島)は台湾と外交関係を有し、中国とは有していない。台湾は1992年から開発パートナーとして協力しており、中国は1990年からPIFの対話国である。しかし、中国と外交関係があるソロモン諸島のManele首相は、6月に入り政府職員に対して「台湾」との関与を避けるよう警告したという。そして、Manele首相の声明で、ソロモン政府の「一つの中国政策」へのコミットメントを再確認している。さらに、キリバス大統領Maamau氏と、ニウエ、トンガ、ナウル、ミクロネシア、ソロモン、バヌアツ、パプアニューギニア、クック、フィジー、サモアのトップ外交官が、中国で2日間の会合に出席している。中国外務省のウェブサイトに発表された共同声明には、「すべての当事者は、世界には一つの中国しか存在せず、台湾は中国領土の不可分の一部であり、中華人民共和国政府が中国全土を代表する唯一の合法的な政府であることを認識している」とある。現在、PIFにおける地域構造の見直し(RRA)が最終段階である。これは、PIFの対話国から地域意思決定の場に席と発言権を求める声が高まる中、PIFの首脳たちが示している対応となっている。Whipps大統領は、このRRA委員会に対し、「すべてのパートナーがPIFに参加できることが重要である」と強調した。(Radio New Zealand/JUN02, 2025)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/562825/palau-president-wants-taiwan-to-get-a-fair-go-at-pif