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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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ラグビーが中国との橋渡し(フィジー)

フィジーラグビー協会(FRU)と中国ラグビー協会(CRFA)が覚書を締結した。FRUの声明によれば、この覚書は両国におけるラグビーの普及と発展に焦点を当てたものだという。FRU理事のSeeto氏は、「フィジーにとって、中国は競争、キャリア開発、若年層の育成において巨大な可能性を秘めている」と語った。今回の協議において、競争力のあるチーム体制の構築、人材育成の道筋、フィジーと中国間のスポーツ外交の発展など、相互の利益に関する議題が検討されたという。FRU理事会会長で元フライング・フィジアンのSanday氏は、「両国の選手とコミュニティに利益をもたらすラグビーアカデミー、人材交流、ハイパフォーマンスプログラムなどの共同イニシアチブを期待している」と述べた。一方、CRFA会長のWang氏は、「フィジーのエリートコーチングシステムを活用し、国際大会でより強固で競争力のあるチームを育成するための3段階のナショナルチーム構造を中国に確立したい」と述べた。フィジーの支援を受けて、CRFAは独自のイベントを立ち上げ、中国若年層とコミュニティにおけるラグビーの普及を拡大することで、成熟した競技環境を構築する計画となっている。この覚書に至るまで、フィジーのコーチは中国と積極的に関わってきた経緯がある。Wang氏は、「同時に文化交流を促進しており、共同の国際イベントを開催し、スポーツを通じてより深い絆を築いていきたい」と述べた。(Radio New Zealand/JUN4, 2025)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/563066/commitment-to-building-bridges-through-rugby-fru-and-china-sign-mou