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Andrew Tateゴールデンパスポートを購入との報道(バヌアツ)

性差別主義者のインフルエンサーTate氏が、ルーマニアで強姦、人身売買、女性を搾取する犯罪組織結成の容疑で逮捕された際、バヌアツのパスポートを取得していたことを受け、同氏の市民権を取り消す方向で検討していると発表した。Tate氏はバヌアツのいわゆる「開発支援プログラム」を通じて、13万米ドル以上の投資を行うと市民権が取得できるというバヌアツパスポートを購入したと報じられている。アムステルダムに本部を置く非営利団体「組織犯罪腐敗報道プロジェクト(OCCRP)」の調査によると、そのパスポートはTate氏がルーマニアで逮捕されたのと同じ2022年12月に発給されていた。当件に関して、バヌアツ政府は調査中だという。自国から指名手配されている者や、海外の警察当局から捜査を受けている者は、バヌアツの市民権を取得することは望ましくない。バヌアツのこのゴールデンパスポート制度は、オリガルヒ、組織犯罪者、諜報機関によって悪用されており、人々が新しいパスポートや身分を取得して法執行機関の追及を逃れることを可能にする抜け穴のひとつであるため、大きな懸念材料となっていることも事実である。今年初めにバヌアツの首相に就任したNapat氏は、政府の主要な収入源の一つであり、問題を多く抱えるゴールデンパスポートプログラムの改革を誓った。国際通貨基金(IMF)の文書によると、この制度によるバヌアツ政府の収入は2020年の歳入全体の33%から2024年には約9%に減少している。バヌアツ政府は「調査を強化し、一部の申請者が市民権を取得するために利用する抜け穴を塞ぐための策を見直す」と述べた。バヌアツパスポートの信用、信頼の回復が重要となってくる。(Radio New Zealand/JUN04, 2025)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/563044/vanuatu-to-review-citizenship-after-andrew-tate-reportedly-bought-golden-passport