サモアのFiame首相は、「さまざまな国が太平洋地域におけるより大きな関与と影響力を求める中で、太平洋地域のリーダーたちは地政学的に困難な状況にある」と指摘した。RNZ Pacificの取材に対し、Fiame首相は、太平洋諸島フォーラム(PIF)が主導する地域構造見直し(RRA)が最終段階にあることを明らかにし、「RRAの最初の2段階(状況分析とその分析結果に基づく提言の策定)が完了した」と述べた。RRAは、太平洋島嶼国が直面する多様化するニーズに適切に対応し、効果的で柔軟な地域統治のメカニズムを確立することを目的としている。Fiame首相は、米国の援助の大部分がミクロネシア諸国に提供されている点を指摘しつつも、「米国は地域改革の重要な要素となるだろう」と述べ、「特に、米国政府の海洋資産に関する最近の発表は懸念事項の1つである」と続けた。一方、サモアの内政に関して、Fiame首相は、「次期選挙で支持する政治勢力についてはまだ決定していない」と話した。サモア議会は、2025年、党の除名や不信任動議など、数々の混乱に見舞われてきた。Fiame首相は、そのような状況下において今後の選挙でFAST党の代表を務めることを否定した。(Radio New Zealand/MAY22, 2025)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/561781/every-man-and-his-dog-is-coming-samoan-pm-warns-of-growing-geopolitical-interest-in-pacific
太平洋地域
【経済・社会動向】
サモア首相が太平洋地域への高まる地政学的関心を警告(太平洋諸島)
2025.05.27