フィジーとトンガの政府は、両国間の貿易とビジネス開発の機会を拡大するための取組みを開始した。フィジーの貿易大臣Kamikamica氏とトンガの首相代行Fusimalohi氏は、5月6日にニュージーランドで開催された会談で、当取組みについての議論を行った。そして、Kamikamica大臣は、フィジーが主導するフィジー・トンガビジネスミッションに参加するため、トンガを訪問中である。フィジーにとって、トンガは主要な輸出空相手国として第4位に位置している。また、フィジーの貿易・協同組合・中小企業・通信省は、「フィジーにとってトンガは太平洋地域における最大の輸出市場であり、昨年は$1億6,100万ドルを超える輸出額を記録した」と発表した。例えば、フィジーの企業であるPunjas、コカ・コーラ、Flour Mills of Fiji、CJ Patel、Ashabhaiなどは、トンガタプ島の本島に拠点や事務所を置いているため、トンガの現地企業によるこれらの製品の輸入が可能となる。今回のビジネスミッションは、トンガ商工会議所主催で、両国のビジネスリーダーや政府高官が一堂に会した。Vea会長は、「これは両国にとって重要な一歩である」と述べ、「トンガは、フィジーとの長期的なビジネス関係を強化する必要がある」と語った。Kamikamica氏は、観光、ICT、持続可能な製造などの主要分野を指し示し、「大きなプロジェクトや大企業だけではない」と述べ、太平洋経済の基盤である中小企業に対する支援の重要性を強調した。このビジネスミッションは、フィジー投資庁とトンガ貿易・商業省による支援を受け、両国は太平洋島嶼国が気候変動やコスト上昇といったグローバルな課題に対処するため、協力して取組む必要があるとの意見で一致した。（Radio New Zealand/MAY07, 2025）

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/560237/fiji-and-tonga-work-on-trade-and-business-opportunities