政治学者は、「ソロモン諸島の政権交代が同国政府の安定化につながる可能性がある」と指摘している。この発言は、マネレ首相が4ヶ月間で2度の主導者への挑戦を乗り切った後に述べられた。中央ホニアラ選出のLilo議員は、先週マネレ首相に対する不信任動議を提出した。Lilo氏は元首相であり、昨年12月にもマネレ氏の主導政権に対して、不信任動議を提出していた。その際にも、5月6日と同様、Lilo議員は支持不足のため、不信任案の提出を撤回せざるを得なかった。ハワイ大学准教授のKabutaulaka氏は、「ソロモン諸島の政治にはリーダーシップの課題がつきものだが、新世代の政治指導者たちは、より安定した時代の到来を告げるかもしれない」とした。Kabutaulaka氏は、「新世代の政治家として、Popora氏、Manuari氏、TahaikaJnr氏が含まれる」と話し、「これらの人物はLilo氏やソバガレ氏とは一線を画しており、頻繁な主導者交代に伴う『人物重視な政治』に巻き込まれることを望んでいない」と述べた。ソロモン諸島は、政治的不安定な時期に重大な混乱を経験した過去がある。最近の混乱は2021年に発生しており、当時のソガバレ首相に対する抗議デモがホニアラで3日間起こり、暴動と略奪を引き起こしている。(Radio New Zealand/MAY08, 2025)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/560351/new-era-of-politicians-in-solomon-islands-want-stability-expert
ソロモン諸島
【経済・社会動向】
新たな指導者層は安定を望むと専門家(ソロモン諸島)
2025.05.13