ソロモン諸島議会の不信任決議案の投票が5月6日に延期されたことで、マネレ首相は一時的に時間稼ぎに成功した。4月28日に、議会の定足数に達しなかったため、議会の審議が中断された。49人の議員のうち16人しか出席しなかったため、議事進行が不可能となった。4月28日午後、Hallu議長は、中央ホニアラ選出のLilo議員が首相に対する不信任決議案を提出したことを確認した。Lilo議員は、12月に支持不足のため撤回された前回の不信任案に続き、マネレ首相に対し、2度目の不信任案を提出したことになる。マネレ首相は「首相として、ソロモン諸島の国民、特にホニアラ在住の人々に対し、5月6日に不信任動議が提出されるを含む民主的なプロセスを尊重し、冷静を保つよう訴えたい。5月6日以前に辞任することはない。」と訴えた。議会は、5月6日まで休会となっている。マネレ氏(57歳)は元外務大臣で、2024年5月2日にソガバレ氏の後任として首相に選出された。彼の政権は「国民統一政府(GNUT)」と称し、3つの政治党派から構成され、28人の国会議員の支持を得ている。しかし、地元メディアは大規模な辞任を受けて、新たな連立政権の形成が検討されていると報じている。In-depth Solomonによると、4月28日の午後、政府与党の議員10人(ソガバレ氏を含む5人の大臣と5人の一般議員)が辞任した。同メディアは、マネレ氏の財務相だったソガバレ氏がGNUTを離反した議員を率いており、野党議員との連立政権樹立に向けた協議を開始したと報じている。(Radio New Zealand/Apr29, 2025)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/559375/solomon-islands-pm-manele-calls-for-calm-ahead-of-no-confidence-vote
ソロモン諸島
【環境・気候変動】
マネレ首相が不信任決議案投票を控え冷静を呼びかける(ソロモン諸島)
2025.05.08