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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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病院ベッドの確保を巡る長期にわたる問題(パプアニューギニア)

パプアニューギニアのKapavore保健相を含む保健当局者が、マラペ首相から5月2日の会議に召喚された。その会議では、病院の過密状態に関する問題が議論される予定である。PNGで最も著名な産婦人科医であるMola博士が、ポートモレスビー総合病院(PMGH)の産科病棟で、母親が床で出産している状況についての懸念を表明したことが報じられた。この報道を受け、マラペ氏はポートモレスビー総合病院の産科病棟改修のため日本政府が無償資金協力したプロジェクトの遅延について言及し、早急な対応を求めた。マラぺ首相は、病院は20万人未満のエリアに建設されたが、現在の人口はほぼ5倍に増加していると述べた。また、マラぺ首相は、緊急の短期対策の重要性を強調し、郊外病院の建設や、NCD(国立首都地区)と開発パートナーとの連携による新たな国立首都地区病院を含む広範な計画を再確認したと述べた。2021年1月、PMGHの最高経営責任者(CEO)であるDr. Molumiは、需要と供給の乖離が病院の過密状態を引き起こしていると述べており、PMGHがNCD、中央、および湾岸州の100万人を超える人々を診療していると説明した。RNZ PacificのPNG特派員Waide氏が取材をし、以下のような問題点を明らかにした。①ポートモレスビー総合病院やラエのアンガウ病院では、特に産科病棟のベッド不足が深刻で、特に女性の分娩施設が不足している。②ポートモレスビーの人口について言及する際、定住者の他に、ハイランド地方における部族間の暴力問題に直面し、大規模にマウント・ハーゲン、東部ハイランド、西部ハイランド、モロベ、特にラエとポートモレスビーへ移住している人々が増加していることを考慮する必要がある。③これらの大量の人口流入に対し、当該地域の教育や医療の施設は対応できないでいる。④保健省が受け取る予算が国家予算で定められた金額に満たないことが問題である。(Radio New Zealand/apr29, 2025)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/559494/the-continuing-struggle-in-png-to-provide-hospital-beds