ニュージーランドとパプアニューギニア両国首相は、両国間の国交樹立50周年を記念する新たなパートナーシップ声明に署名した。教育、貿易、安全保障、農業、漁業に焦点を当てたこの合意文書は、3月25日夜、ウェリントンのBeehive(首相官邸)で、ルクソン首相とマラペ首相によって署名された。同協定は2029年まで両国の関係を規定するもので、2021年にアーダーン首相(当時)とマラペ首相が締結した最後の協定に取って代わる。署名を記念して、ルクソン首相はパプアニューギニアが公共部門の機関を強化したいという要望に応えるため、100万ドルを拠出すると発表した。これを受けてマラペ首相は、ニュージーランドとパプアニューギニアの政府と国民の間に長年にわたって続く関係を称賛した。マラぺ首相は、新たなパートナーシップの声明は、両国が将来に向けて関係を発展させていく上での重要な青写真であると述べた。3月26日には、マラぺ首相はピーターズ外務大臣および野党党首のHipkins氏と会談する予定である。マラペ首相の今回のニュージーランド訪問は、2022年の前回の国政選挙で首相に再選されて以来、初めての公式訪問である。PNG政府によると、今回の訪問は両国の関係が深まっていることを示すもので、特に貿易や投資、文化交流、そして新たに追加されたRSE(Recognised Seasonal Employer)スキーム等がある。RSEとは、ニュージーランドがパプアニューギニア人に、働く機会を与えるために導入した制度である。(Radio New Zealand/MAR25, 2025)
パプアニューギニア
【経済・社会動向】
ニュージーランド首相との会談後に共同記者会見(パプアニューギニア)
2025.03.28