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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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メディア評議会、ソーシャルメディアのコンテンツ規制における透明性の向上を要求(パプアニューギニア)

パプアニューギニアのメディア評議会は、言論の自由や表現の自由に関して、政府機関はより透明性を高める必要があると主張している。また、国民に何が行われているかを知らせることなく、政府がソーシャルメディアへのアクセスを規制する新技術をテストしていることについて批判している。これは、Tsiamalili 警察大臣が3月24日、SNSプラットフォームの濫用に対する取締りを強化する新技術のテストが行われたことを発表したことを受けての事だ。Tsiamalili大臣は、「言論の自由を抑制したり、市民が自らの見解を表明することを制限しようとしているわけではないが、SNS上でフェイクニュース、ヘイトスピーチ、ポルノ、児童虐待、暴力の扇動などが野放図に拡散することは容認できない。」と述べた。しかし、情報通信技術省(DICT)と国家情報通信局(NICTA)は、両グループともこのテストについて知らなかったと発表した。PNGメディア評議会の会長であるChoi氏は、政府が「国民に知らせることなく、新しい技術のテストを実行することは、政治的に独裁的であり、人権の侵害である」と述べた。また、NICTAとDICTの双方に知らされないまま新しい技術のテストが行われることは、今や市民の私的領域にまで司法権が及ぶことを意味していると述べた。さらに、警察大臣という1人の人物に、国家安全保障に対する脅威となる事項を決定し、そのような行動を正当化する権限を与えすぎていると付け加えた。(Radio New Zealand/MAR26, 2025)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/549808/png-media-council-calls-for-greater-transparency-over-social-media-control-testing