太平洋地域を拠点とする観光業界の専門家たちが最近、ニューカレドニアの観光地としての再出発と、特にオーストラリアとフランス本土からの観光客を2024年5月以前の水準に戻すことを目指して、ヌメアに集結した。最近、地元の観光団体であるニューカレドニア観光局（NCT）が主催したワークショップでは、オーストラリアとフランスの旅行代理店約12社がホテル、ゲストハウス、レクリエーションやレジャーサービス業者と会合を持った。同時に、外国の専門家や代表者たちは、人気の観光地やスポットを巡るツアーに参加し、2024年5月の暴動から10か月近くが経過した今、通常通りの営業が再開されていることを確認した。ニューカレドニアは2024年の内乱による悪影響を受け、昨年末まで夜間外出禁止令が維持され、国際領事館の渡航情報にも関連する影響が及んだ。ニューカレドニア統計局（ISEE）の最新公式統計によると、2024年のニューカレドニアへの観光客到着数は、前年と比較して全体で53％（59,400人減）、クルーズ船では44％（191,525人減）と大幅に減少した。2024年5月の暴動による被害額は22億ユーロと推定され、放火や略奪により数百の企業ビルが破壊されたことで、1万人以上の雇用が失われた。（Radio New Zealand/MAR10、2025）
ニューカレドニア
【観光開発】
2024年暴動後の観光ブランドの再構築（ニューカレドニア）
2025.03.17