フランス、米国、日本の海軍は、フィリピン海で一連の合同海上演習を実施した。同演習「パシフィック・ステラー2025」には、フランス側からは空母シャルル・ド・ゴール及びその航空母艦打撃群が参加した。また、米海軍のヴィンソン空母打撃群(VINCSG)及び日本の海上自衛隊も参加した。キーワードのひとつとなったのが「相互運用性」で、これは国際的な同盟軍がシームレスかつ協調的に展開できる能力を意味する。その作戦中、パペーテを拠点とする太平洋フランス海軍司令部(ALPACI)の司令官Pinguet提督は、シャルル・ド・ゴール艦に搭乗していた。この演習は、「フランス、日本及び米国の海上軍の連携と協力を促進すると同時に、多領域作戦能力を実証し、地域安定への献身を共有し、米海軍の持続的な戦力投射能力を強調する」ことを目的として設計されたと、米第7艦隊は発表した。「空母カール・ヴィンソン、シャルル・ド・ゴール、加賀による共同作戦は、同盟関係を強化し、敵対者を抑止する」と、空母打撃群(CSG)1の司令官であるMichael Wosje少将は述べた。「私たちは共に、あらゆる強制のない開放的で包括的なインド太平洋の維持を目指しており、そのビジョンを共有する同盟国やパートナーと協力できることを嬉しく思う」とも語った。2025年2月、同地域において、オーストラリア、日本、フィリピン、米国の合同防衛軍および軍が、フィリピンの排他的経済水域内で多国間海上共同活動(MCA)を実施した。その目的は、今回も「自由で開かれたインド太平洋を支援するための地域及び国際協力の強化に対する集団的な取り組みを実証する」ことであった。(Radio New Zealand/FEB25, 2025)
太平洋地域
【経済・社会動向】
フランス、米国及び日本がフィリピン海で海上演習を実施(太平洋諸島)
2025.02.28