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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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マジュロにおけるマグロの積替えが激減(マーシャル諸島)

マーシャル諸島海洋資源局(MIMRA)のデータによると、2024年のマグロの積替えは160件で過去最低となった。これは、新型コロナウイルスによる船舶の入港制限が主な原因となり、マジュロでは175件の積替えしか行われなかったコロナ禍の2020年を下回る数字だ。2014年から2023年にかけて、マジュロにおける年間平均積み替え件数は373件で2015年の504件(最高値)と、2020年の175件(最低値)が含まれている。2020年以降、積み替え件数は200件台半ばから後半に回復した。MIMRAは2024年の過去最低の積替え実績の原因は、マグロの群れが南西太平洋に位置していたことが主な原因であるとしている。さらに、ミクロネシア連邦のコスラエとポンペイの両島は、島にビジネスをもたらすために積替えサービスを発展させたことも要因として考えられる。MIMRAの漁業取締官及び漁業監視員は、マジュロで行われるすべての積替え作業をほぼ100パーセント監視している。MIMURAによると、2024年のマグロ積替え作業で最も多かったのは台湾で年間160件のうち、台湾籍の船舶が61件、38パーセントを占めていた。次に多かったのはマーシャル諸島籍船で36回、全体の23%を占めた。次いでナウル籍船が29回及びミクロネシア連邦が26回であった。中国籍船は5回、ツバルは3回で、合計160回となる。(Radio New Zealand/JAN14, 2025)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/538907/tuna-transshipments-plunge-in-majuro-marshall-islands