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大規模な内閣改造は、イメージチェンジのための高コストな試みと専門家が評価(フィジー)

フィジー政治の専門家は、ランブカ首相による大規模な内閣改造は権力掌握と自身のイメージチェンジのためと主張する。首相は、野党議員9名(G9グループ)のうち6名を自らの陣営に引き入れ、連立パートナー2党を不要とできる連合を結成した。これにより、 ランブカ氏は2026年12月の総選挙までの間に、自身の望む通りに物事を進めるための人員を確保したと政治学者のRatuva教授は述べた。フィジーファースト党の登録抹消を受けて2024年7月に結成されたG9は、Inia Seruiratu氏率いる野党会派から離脱したと、フィジー・サン紙が報じた。フィジーの2013年憲法では、超党派の国会議員が政府と連携するシナリオには言及していないため、議会による彼らの承認は前例のない動きとなった。ランブカ首相は以前からG9との連携に意欲を示していた。Ratuva教授は、ランブカ氏は、新しい顔、新しい発想、新しい戦略が、政府が直面している非常に重要な課題のいくつかを多少なりとも覆い隠すことができるようにしようとしているのではないかと述べた。連立与党SODELPAの党首であり、教育大臣でもある Radrodro氏は、G9メンバーの大臣任命について協議が欠如していたと述べ、このような一方的な決定は、信頼関係に影を落とす可能性があると批判した。Leung司法長官は今回の内閣改造を「未知の領域」と表現し、「憲法で禁止されていなければ、実現可能である」と述べた。フィジー統一党リーダーであるNarube氏はすでに肥大化している内閣の規模をさらに拡大することで、ランブカ氏自身が政治的に生き残るために国民に再び負担を強いることになったと非難している。野党の Kuma議員は、ランブカ首相が政府の規模を縮小し、コストを削減するという選挙前の公約を破ったと非難した。Chaudhryフィジー労働党党首は、このような表面的な変更が、慢性的な問題である生活費の高騰、失業、貧困、犯罪率の上昇、汚職及び老朽化したインフラから国民を救済することになるとは思わないと述べた。現政権は現在、フィジー史上最大規模の34名の大臣及び副大臣で構成されている。(Radio New Zealand/JAN16, 2025)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/539133/fiji-pm-s-major-cabinet-reshuffle-is-costly-attempt-to-rebrand-ratuva