ニューカレドニアの新政府は、親仏派のAlcide Ponga氏を大統領に選出した。49歳のPonga氏は、親仏派の政党「人民共和党(LR)」の初代先住民カナック人党首でもある。1月8日、フランス高等弁務団が招集した会議において、Ponga氏は11名の閣僚のうち6名の支持を受けた。しかし未だ、新政権の課題として残っており、未決となっている事項が2つある。副大統領の選出と、各大臣の担当省庁の割り当てである。Ponga氏は、歴史的に親仏派(「ロイヤリスト」)である先住民族カナックの家系に生まれ、2013年に政界入りした。2014年以来、現在に至るまで、彼はニューカレドニアの小さな町Kouaouaの市長を務めている。Kouaouaは、彼が生まれたニッケル鉱山の集落である。2024年4月、彼は 人民共和党(LR) の党首に就任した。民間部門では、北部州コニアム・ニッケル(KNS)社(2010年~2024年)や、それ以前のフランス・ソシエテ・ル・ニッケル(SLN)社など、ニッケル採掘業界でも要職を歴任。Ponga氏は就任直後に地元メディアの取材に応じ、優先事項のひとつとして、ニューカレドニア議会と自らの政府との協力関係を回復させることを挙げた。(Radio New Zealand/JAN9, 2025)
ニューカレドニア
【経済・社会動向】
Alcide Ponga氏が新大統領に(ニューカレドニア)
2025.01.10