ニューカレドニアへの2億3100万ユーロの緊急フランス支援パッケージが、同国の政治危機により3分の1削減されることとなった。当初のフランスからの支援パッケージは、2024年12月初旬、フランス国民議会での土壇場の採決により承認された。これは、Michel Barnier首相と政府が不信任案可決により倒れる数分前のことであった。「2024年管理終了」法案は2億3100万ユーロに上り、特にニューカレドニアの不可欠な公共サービスが今後数週間、運営を継続できるようにすることを目的としていた。しかし、この金融パッケージは、ニューカレドニア議会が年末までに改革を承認することが前提条件となっていた。3段階に分けて提供される支援のうち、議会は2024年12月23日の会合で2段階を承認した。そして、クリスマスイブに、ニューカレドニア政府は、メンバーの1人である「カレドニア・アンサンブル」の議員の辞職により事実上崩壊した。Louis Mapouが率いる政府がクリスマスイブに失脚して以来、議会における独立派の議員たちは、それ以降の投票への参加を拒否した。これにより、議会はフランスからの援助パッケージの最後の3分の1の前提条件である、改革の3つ目で最後の承認を行うことができなくなった。週末にニューカレドニアの国会議員が受け取った書簡の中で、François Bayrou新首相とManuel Valls新外相は、ニューカレドニア議会が改革パッケージの最後の3分の1を承認しなかったため、2億3100万ユーロの全額が支払われず、総額の3分の1は来年度まで支払いが延期されることを伝えた。つまり、ニューカレドニア向けの2億3100万ユーロの支援パッケージの最後の3分の1（7700万ユーロ）が支払い保留となったということである。ニューカレドニア議会は、比例代表制と「協調」の精神に基づき、2025年1月7日に特別会議を開催し、新政府チームを選出することとなった。（Radio New Zealand/DEC31. 2024)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/537910/new-caledonia-political-crisis-costs-one-third-of-multi-million-french-package