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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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救助隊が生存者の捜索を継続 (バヌアツ)

救助隊が瓦礫の中から生存者の捜索を続けている中、バヌアツで発生した巨大地震による公式の死者数については、食い違う報告がされている。12月17日、バヌアツ国家災害対策局は14人の死亡を報告した。同局によると、病院で4人の死亡が確認され、6人が地滑り、4人が倒壊した建物で死亡したという。しかし12月18日には、災害対策局は病院で死亡が確認されたのは9名のみと報告し、それ以前に地滑りと建物の倒壊によるものとされていた死亡者については言及しなかった。確かな数字として報告されているのは、200名を超える負傷者であり、病院によると、多くの患者が骨折の治療を受けているという。一方、バヌアツ警察は、行方不明者の情報を提供するよう市民に呼びかけている。バヌアツ政府の災害評価チームによると、地震による被害のほとんどは、Efate島に位置するポートビラのビジネス地区で発生しているとのことだ。この地域は立入禁止となっており、捜索・救助活動が継続中だ。倒壊を免れた建物も、構造的に大きな被害を受けている。ポートビラの主要埠頭は、大規模な地滑りのため閉鎖されたままである。ポートビラに水を供給する2つの主要貯水池は完全に破壊され、復旧が必要とされている。その他の水道網の被害状況の調査は継続中である。ポートビラ全域で飲料水に関する注意喚起が出されている。12月17日、大統領の Vurobaravuは、最も被害の大きい地域に対して1週間の非常事態を宣言した。警察は、現地時間午後6時から翌朝6時までの夜間外出禁止令を遵守するよう人々に呼びかけている。また、災害後に便乗犯罪が増加する可能性が高いことを警告し、互いに注意を払うよう呼びかけている。バヌアツへの民間航空便の運航は見合わせられている。現地当局は12月17日、被害の修復と災害救援便の優先のため、Bauerfield国際空港を72時間、民間航空便に対して閉鎖すると発表した。ソロモン航空は12月21日土からバヌアツへの運航を再開する予定であると発表した。ヴァージン航空は12月22日までのフライトをキャンセルし、カンタスグループの広報担当者はABCに対し、状況を注意深く監視していると伝えた。ニュージーランド、オーストラリア、フランスの国際防衛及び医療関係者、捜索救助チーム、災害対応の専門家がポートビラに到着し、地震発生以来、国連機関や非政府組織の現地スタッフとともに24時間体制で活動している地元の緊急対応チームを支援している。瓦礫を捜索し、生存者の兆候を見つけるには時間が重要である。バヌアツからニュージーランドへの最初の避難便は、12月19日の午後7時(ニュージーランド時間)頃に出発する予定である。NZDFによると、200人乗りのボーイング757型機には、ニュージーランド人と「承認された外国人」の避難民約86人が搭乗している。同機は約3時間後にオークランド空港またはウェヌアパイ軍事基地に到着する予定である。(Radio New Zealand/DEC19, 2024)

https://www.rnz.co.nz/news/world/537167/rescue-teams-continue-hunt-for-survivors-after-vanuatu-earthquake