日本政府は、太平洋島嶼国が直面する様々な問題について首脳レベルで率直な意見交換を行う機会の場として、1997年から主要国首脳会議「太平洋・島サミット(通称:PALM)」を3年ごとに開催しています。PALMを通じて緊密な協力関係が構築され、回を重ねるごとに日本と太平洋島嶼国の絆もより強くなっています。太平洋・島サミット(PALM)の歩み1987年1月1989年1997年10月2000年4月2003年5月2006年5月2009年5月2012年5月2015年5月2018年5月2021年7月倉成ドクトリン(5原則)発表①独立性・自主性の尊重 ②地域協力への支援 ③政治的安定の確保 ④経済的協力の拡大 ⑤人的交流の促進第1回南太平洋フォーラム(SPF/現PIFの前身)域外国対話に参加以後、毎年閣僚級(副大臣等)が参加し、政策対話を促進「第1回太平洋・島サミット(PALM1)」開催(東京)「第2回太平洋・島サミット(PALM2)」開催(宮崎)「太平洋フロンティア外交」の提唱と「宮崎イニシアティブ」の発表「第3回太平洋・島サミット(PALM3)」開催(沖縄)地域開発戦略「沖縄イニシアティブ」重点5分野における日・PIF共同行動計画を策定「第4回太平洋・島サミット(PALM4)」開催(沖縄)「より強く繁栄した太平洋地域のための沖縄パートナーシップ」構築とPIFの自助努力を謳った「パシフィックプラン」に対する日本の支援策を発表「第5回太平洋・島サミット(PALM5)」開催(北海道)①環境・気候変動問題 ②人間の安全保障の視点を踏まえた脆弱性の克服 ③人的交流の変化について議論し、「北海道アイランダーズ宣言」を採択「第6回太平洋・島サミット(PALM6)」開催(沖縄)「沖縄キズナ宣言」を採択 3年間で最大5億ドルの支援を表明「第7回太平洋・島サミット(PALM7)」開催(福島)「福島いわき宣言・共に創る豊かな未来」を採択今後3年間で550億円以上の支援と4,000人の人づくり・交流支援を行うことを表明「第8回太平洋・島サミット(PALM8)」開催(福島)①法の支配に基づく海洋秩序、持続可能な海洋 ②強靭かつ持続可能な発展 ③人的往来・交流の活性化 ④国際場裡における協力について議論し「PALM首脳宣言」を採択「第9回太平洋・島サミット(PALM9)」開催(ビデオ会議方式)①新型コロナへの対応と回復 ②法の支配に基づく持続可能な海洋 ③気候変動・防災 ④持続可能で強靱な経済発展の基盤強化 ⑤人的交流・人材育成について議論し、「太平洋のキズナ政策」を発表参考資料
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