バヌアツガイドブック
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*国際機関 太平洋諸島センター(PIC)は、ホームページ(https://pic.or.jp/)でも情報を公開していますので、併せてご参照下さい。 本書は太平洋諸島センターの活動対象となっている太平洋島嶼国14カ国・2地域のうち、バヌアツ共和国に関する観光情報をできるだけ詳しくまとめたものです。また、同国をできるだけ深く理解して頂くために、観光情報以外にも同国の歴史、経済、社会等についても紹介しています。 バヌアツ共和国は、過去の植民地時代に長い間英国とフランスの統治下にありましたが、現在でも伝統的な首長による統治が続いており生活の重要な規範となっています。島々はもちろんのこと各地域でも言葉、冠婚葬祭の習慣、社会のシステムがそれぞれ異なり、その多種多様な文化は英国とフランス文化と共存し、互いに影響しあって、「和」を大切にする独特の文化を育んでいます。また、同国にあるペンテコスト島の「ランド・ダイビング」は「バンジー・ジャンプ」の基になったことで良く知られています。 統計によれば2018年バヌアツを訪れた人は、115,634人(2018 Annual Visitor Report, SPTO)ですが、そのほとんどがオーストラリア、ニュージーランドからで、日本人の認知度は未だ低いのが現状です。 本書が日本におけるバヌアツについての関心と理解を深め、これから同国を訪問されようとする方々の参考となれば幸いです。刊行にあたって2020年12月国際機関太平洋諸島センター

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