2） エネルギーロードマップ 2030年までを対象に更新された改訂国家エネルギーロードマップ 2016-2030（Updated NERM 2016-2030）におけるエネルギーセクターの優先課題は、エネルギーアクセス、燃料供給、安価なエネルギー、安定的で信頼できるエネルギー、気候変動である。気候変動へのアクションとして、再エネ導入比率目標を2020年には65%、2030年には100%として掲げている。 3） 導入促進策 バヌアツ共和国ではFITがあり、請求額を相殺することにより電気使用量を削減することを可能にしている。使用量を超える余剰電力の電力系統への供給は可能だが、固定価格で計算される・ 2030年までに、牧草地を林間放牧畜産システムに転換する。 ・ 2030年までに、家畜の効率向上のための国際協力。 ・ 統合的な水資源管理：水資源管理の戦略策定・実施等 ・ 2030年までに、ポートビラでリサイクル可能な材料の収集、分類、・ 持続可能な観光開発：適応政策、計画、実施に関する能力強化等 ・ 海洋資源管理：コミュニティベースの適応能力と回復力強化 ・ 持続可能な森林管理：森林管理政策への気候変動対策の組み込み、・ バヌアツ共和国の林業セクターは正味の炭素吸収源である。 ・ バヌアツ共和国では商業伐採において、持続可能な伐採方法が実践・ 2030年までに、都市ごみ（Municipal Solid Waste: MSW）のためのごみ焼却発電プラント（ポートビラ、ルガンビル、レナケル)を導入。 ・ 2030年までに、地方自治体の有機廃棄物を堆肥化して土壌改良材を出所：Vanuatu’s First Nationally Determined Contribution (NDC) (Updated Submission 2020), National Adaptation Programme of Actionを参照し受託者作成 地方観光バンガローの再エネ利用とエコツーリズムの増加など観光産業も含まれている。AFOLUセクターの「畜産」では、林間放牧畜産システムの導入、廃棄物セクターの「固形廃棄物：一般廃棄物」では、ごみ焼却発電プラント、有機廃棄物のたい肥化、「廃水」ではバイオトイレの導入など幅広い手段が検討されている。 NDCでは、GHG排出量自体の目標（GHG目標）ではなく、セクターごとのGHG排出量削減に資する目標（非GHG目標）が設定されている。バヌアツ共和国の非GHG目標はエネルギーセクターだけでなく、AFOLUセクター、廃棄物セクターに大きく分かれており、それぞれにGHG排出量削減に向けた多様な手段と目標が示されているのが特徴である。たとえば、エネルギーセクターの「輸送」では、電気自動車、電気バス、電気二輪車などの導入、「その他」では、63 適応セクター ・ 2030年までに、国家プラスチック戦略の策定と実施。 ・ 2030年までに、バヌアツ共和国で廃水管理システムを導入する：意識向上と能力開発を含む、市街地における廃水収集と処理システムの集中化。 ・ 2030年までに、バイオトイレを含む公衆・共同トイレの改善。 ・ 農業と食料安全保障：食品保存、加工、販売にかかる伝統的手法と≪林業≫ されている。 【廃棄物セクター】 ≪固形廃棄物：一般廃棄物≫ 生産することを導入。 輸出を実施する（第一段階）。 ≪廃水≫ 近代技術の導入、国および地方レベルの能力強化 適応政策、計画、実施に関する能力強化
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