表 5-7 2023年以降も継続する国際機関の取り組み (2011年~2016年) WB 52 上記「国際機関の取り組み」において、2023年以降も継続する取り組みの概要は以下のとおりである。 国際機関 プロジェクト ADB 太平洋地域におけるクリーン・再生可能エネルギー投資準備(2021年~現在) 太平洋地域金融ファシリティ設立準備(2021年~現在) ティナ川水力発電プロジェクト(2019年~現在) 太平洋再生可能エネルギープログラム(2019年~現在) 太陽光発電開発プロジェクト(2016年~現在) フローティングソーラープラスプロジェクト準備(2020年~現在) 太平洋地域における気候変動に強い投資経路拡大支援(2020年~現在) ソロモン諸島持続可能なエネルギー(追加融資)(2014年~現在) ティナ川水力発電プロジェクト(2017年~現在) 概要 2022年~2025年の承認が予定されているソロモン諸島持続可能な太陽開発投資プログラム(USD5,000万)の実施に向け、デューデリジェンスや能力開発等の準備に対して支援されている129。 ソロモン諸島、FSM、キリバス、RMI、サモア独立国、ツバルおよびバヌアツ共和国において、特に低所得層や女性の借り手に対して安価なクリーンエネルギー分野の融資を行うための金融ファシリティ設立を目指し、USD1,500万のグラント(ファシリティ)が各国の開発銀行に提供される130。 ティナ川水力発電施設の設置を支援するプロジェクトである131。 ソロモン諸島を含む太平洋島嶼国の再エネ事業への民間投資の制約を克服するために、融資、保証、信用状などの資金支援を行うプログラムである(2022年現在のプログラムステータスは承認済みの段階)132。 ソロモン諸島政府およびソロモン諸島電力公社に対して、ソロモン諸島の5つの州の電力網を太陽光発電に切り替えるプロジェクトを支援するものである133。 2022年~2023年に太平洋再生可能エネルギー投資ファシリティの下で承認予定の洋上太陽光発電設置のプロジェクトに向けた能力開発、デューデリジェンスを実施している134。 技術支援として、太平洋諸島14か国すべてにおける気候変動適応への投資を拡大する取り組みを支援するものである。インフラ投資の気候変動対策やGHG排出量削減のための小規模再エネ開発プロジェクトの支援など幅広く資金提供を行っている135。 持続的な電力供給のため、ソロモン諸島電力公社の運営強化、システムの信頼性、財務の持続可能性の改善に向け融資しているプロジェクトである136。 上述のADBに加えWBにおいてもティナ川水力発電プロジェクトに約USD3,200万の支援を実施している137。 • ソロモン諸島水セクター適応プロジェクト(2014年~2020年) • 気候変動への適応に向けたコミュニティレジリエンスプロジェクト129 https://www.adb.org/projects/55070-001/main 130 https://www.adb.org/sites/default/files/project-documents/55051/55051-001-tar-en.pdf 131 https://www.adb.org/projects/50240-001/main 132 https://www.adb.org/projects/52329-001/main 133 https://www.adb.org/projects/48346-002/main 134 https://www.adb.org/projects/49450-028/main 135 https://www.adb.org/projects/54068-001/main 136 https://projects.worldbank.org/en/projects-operations/project-detail/P146816 137 https://projects.worldbank.org/en/projects-operations/project-detail/P161319
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