(2) 参入可能性の高いセクター・事業 表 4-15 ビジネス参入の3つの観点92 4.4. 将来的なビジネス参入の可能性 4.4.1. ビジネス参入の可能性 (1) 参入可能性 参入可能性を「政策/方針」、「市場」、「将来性/持続性」の3つの観点から検討した結果、日本企業のフィジー共和国におけるGHG削減および気候変動対策におけるビジネス参入の可能性はやや高い」と評価した。 国際ドナーおよび国際機関のプロジェクトおよび現地・外国・日本企業が行っている事業を緩和分野と適応分野(フィジー共和国における適応優先セクター)にマッピングした。 評価項目 視点 政策・方針 適応・緩和目標設定 市場 人口 GHG排出量 エネルギー使用量に占めるエネルギー輸入量割合 気候変動リスク 気候脆弱性ランク グローバルリスク 人口予測①(2030年) 人口予測②(2050年) エネルギー使用量に占めるエネルギー輸入量割合推移 気候変動リスク推移 将来性/持続性 進出可能性 3 3 3 4 3 4 75位/182か国(2019年)93 71位/182か国(2019年)94 74位/192か国(2022年) 966,000人(2021年比6.5%) 1,071,000人(2030年比 9.8%) 70%→74%(2015年~2019年) 4 19位/180か国(2009年~2019年) 40/55 37 評価 4 5 3 4 補足 導入策:有り 902,899人(2021年) 0.28MtCO2e(2018年) 74.5%(2019年) 92 NDC、ADB Data Library (https://data.adb.org/), Climate Watch (https://www.climatewatchdata.org/), グローバ気候リス93 リスクが「高い」国が上位に位置する。 94 脆弱性に対して「高い」強靭性を持つ国が上位に位置する 95 6段階評価(51以上: 非常に高い、50-43: 高い、42-35: やや高い、34-27: やや低い、26-19: 低い、18以下:非常にク指数2020 (German Watch, 2022))、Norte Dame Global Adaption Initiative (https://gain.nd.edu/our-work/country-index/rankings/)、グローバルリスク報告書2020(RUB, IFHV, 2022) を参照した。 低い) やや高い95
元のページ ../index.html#58