図 4-1 TPES、エネルギー源別再エネ消費量など セクター別再エネ消費量 2) 導入課題・対応策・ポテンシャル 米国国際貿易局が発表しているフィジー商業ガイド(Fiji - Country Commercial Guide)60では、フィジー共和国における再エネビジネスの潜在的な可能性について、水力、風力、バイオマス、太陽光、地熱など、エネルギー生成に利用できる再エネ資源が残っていることが示されている。また、バイオ燃料、ハイブリッド車、電気自動車の利用拡大や、小規模な再エネシステムへの投資を通じて、地上輸送に使用される化石燃料の代替が求められ、海上輸送における再エネの利用や、船舶やエンジンの効率化にも、さらなる可能性があるとしている。 特にフィジーではエネルギーセクターからのGHG排出量が多いことから、電気自動車やハイブリッド車の使用が求められている。一方、電気自動車やハイブリッド車を普及していくためには、インフラシステムの開発も急がれる。同インフラシステムに関しては「電気自動車充電ステーションの設置に関する事業者は7年間の税制優遇措置および同ステーション開発に係る投資総額(5万ドル)の10%の補助金が交付」という導入促進策が存在しているため、電気自動車・ハイブリッド車、さらに電気バスの事業を展開する際は、それに合わせてステーション開発も進め TPES 29 エネルギー源別再エネ消費量 再エネ発電設備容量 60 https://www.trade.gov/country-commercial-guides/fiji-renewable-energy 出所:IRENA(2022)を参考に受託者作成
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