1) 導入実績 2019年時点のTPESは744TJであり、そのうち石油などの非再エネ由来が734TJ(99%)、再エネ由来が10TJ(1%)であり、ほぼすべてのTPESが非再エネ由来である。同年の再エネ消費量は、エネルギー源別では、電力(9TJ)にすべて利用されている。運輸・産業・民生セクター別では民生向けに4TJ(47%)、そのほかに4TJ(46%)となっており、産業向けには殆ど利用されていない。2021年時点における再エネ発電設備容量は、ナウル共和国全体で2.106 MWであり、そのすべてが太陽光である358。 2) 再生可能エネルギー推進体制 ナウル共和国で行われている再エネ関連プロジェクトであるSMARTENのステークホルダーであり、GCFのNDAである気候変動・国土強靭化省(Department of Climate Change and National Resilience)が再エネおよび気候変動関連プロジェクトを実施する際の連絡先と想定される。GCF359に記載されている連絡先は以下のとおりである。 15.1.4. その他 (1) 石油製品輸入 CO2 CH4 N2O F-Gas 0.07 0 0 0 • Mr. Reagan Moses PRIMARY (Secretary for Climate Change & National Resilience), PHONE +674 557 3180, REAGAN.MOSES@GMAIL.COM • Ms. Evalyne Detenamo (OPERATIONAL FOCAL POINT), OMANETED@GMAIL.COM 2020年のナウル共和国の輸入額は9,700万ドルであり、石油製品の輸入額は5,820万ドルであり、58.9%を占める。石油製品はその98%にあたる5,710万ドルを台湾から輸入している。石油製品はオーストラリア(105万ドル、石油製品の輸入額の1.8%)やキリバス(5.88万ドル、同0.1%)などからも輸入しているが、割合は少ない。 建物 All GHG 0 CO2 0 CH4 No Data N2O No Data F-Gas No Data 出所:Climate Watchを参照し受託者作成 15.1.3. 再生可能エネルギー (1) 再生可能エネルギー導入状況 エネルギーもほぼすべて輸入に頼っており、2019年の総エネルギー使用量に占めるエネルギー輸入の割合は99%である。過去5年間(2015年から2019年)におけるエネルギー輸入の割合エネルギー 運輸 0.2 0.2 No Data No Data No Data 分類 0.07 0 0 0 0.03 No Data No Data 0 0 No Data No Data No Data 0 0 0 0 163 電気/熱 0.04 0.04 No Data No Data No Data 漏洩排出 NA NA 0 0 No Data 0 0 0 No Data No Data 0 0 No Data No Data その他燃料燃焼 0.02 0.02 0 0 No Data 製造/建設 0 0 No Data No Data No Data 0.07 0 0 358 IRENA(2022) 359 https://www.greenclimate.fund/countries/nauru
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