第9章 パラオ共和国のエネルギー事情(重点国) 9.1. パラオ共和国の実情 9.1.1. 関連政策・法規制 (1) 脱炭素・再エネ関連政策 表 9-1 NDC概要 1) NDC パラオ共和国の最新版NDCは「First Nationally Determined Contribution」である。同NDCの概非GHG目標 ・ 10MWの設備容量追加(計画済み5MWの太陽光発電(2つ以上の太陽光発電プロジェクトと追加の太陽光屋根パネル)と水分野への電力供給を含む) 257 トロピカルEEビルディングコードは、エネルギー効率の高い建築基準法(energy efficiency building codeとして記載:https://www.lse.ac.uk/GranthamInstitute/wp-content/uploads/laws/4834.pdf)、エネルギースターアプライアンス規格は、家電等の省エネ規格(国際エネルギースタープログラム:https://www.energystar.go.jp/about.html)、エネルギーラベリング制度はエネルギー効率・エネルギー性能がわかるように、電気機器などにラベルを貼る制度(省エネラベリング制度に類似:https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate/home/energy_labeling/index.html)と類似したものと思われる。 ・ 廃食油をディーゼル車用のバイオ燃料に転換するプロジェクトを調・ 排出ガス削減のため、4ストローク船外機のみの使用と販売を義務要は以下のとおりである。 103 項目 参照NDC コミットメントの種類 目標年 実施期間 対象セクター 対象ガス GHG目標 目標達成のための施策、現状の動き 詳細 Intended Nationally Determined Contribution GHG、非GHG 2025年 2020年~2025年 エネルギーセクター(発電、運輸)、廃棄物セクター CO2, CH4 2025年のエネルギーセクターからのGHG排出量を22%削減する(2005年比) ・2025年までに再エネ45% ・2025年までに35%のエネルギー効率化 【エネルギーセクター】(外部支援あり) ≪発電≫ ≪運輸≫ 付ける国内法案が審議中 査中(公立のスクールバスや公共バス路線の可能性) 【廃棄物セクター】 ・ 国家固形廃棄物フレームワークが開発されたが予定された活動に対・ 送電・配電のロスを減らす努力 ・ エネルギー改善プログラムの増加 ・ トロピカルEEビルディングコードを導入する257 ・ エネルギースターアプライアンス規格の採用 ・ エネルギーラベリング制度の導入 ・ クールルーフプログラムの大幅な拡大 ・ エネルギー監査プログラムを拡大 ・ ビル管理者ワーキンググループの強化 ・ 廃水インフラの改善
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