2022年7月時点で実施されている上記のODA案件で、エネルギーおよび脱炭素分野に特に関係するプロジェクトは、「太平洋地域廃棄物管理改善支援プロジェクトフェーズ2」や各種課題別研修などがある。同プロジェクトの概要と活用例は以下のとおりである。 表 8-9 開発課題1-1 気候変動対策 表 8-10 開発課題1-2 環境保全 表 8-11 関連ODA案件プログラム 表 8-12 JICA民間連携案件の採択実績 98 トンガ王国で実施されたJICA民間連携案件において、気候変動の緩和・適応に関連するプロジェクトは以下のとおりである。 プロジェクト 太平洋地域廃棄物管理改善支援プロジェクトフェーズ2 案件名(企業、年度) 大洋州島嶼国における廃ガラスリサイクル沖縄モデルの導入案件化調査((株)トリム・(株)沖縄TLO共同企業体、2012年度) 災害対応型沖縄可倒式風力発電システム普及促進事業((株)プログ案件概要 トンガ王国を含む太平洋島嶼国9か国を対象に、フェーズ1で整備した基盤を活用しながら、各国廃棄物管理体制の更なる強化を目指し、戦略の策定や組織の能力強化の支援を行った。また、地域全体で災害廃棄物管理ガイドラインの作成、3Rの推進と併せて、島嶼国においてリサイクルが難しい有価物や有害廃棄物を島の外に戻す「リターン」の促進に取り組むプログラム。 案件概要 廃ガラスから製造する再生資材「スーパーソル」を活用した製品による雨水貯水の水質保持、土木資材、土壌改良、し尿処理へ応用する。途上国における廃棄物管理促進による再生資材製造プラントの販路の拡大を目指した案件。 台風や塩害等、沖縄の気象条件に適応した可倒式風力発電技術について、沖縄での研修等を通じてトンガ王国政府関係者出所:外務省(2021) 対トンガ王国 事業展開計画(2021年4月) 出所:同上 出所:JICAウェブサイトを参照し受託者作成
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