第8章 トンガ王国のエネルギー事情（重点国） 8.1. トンガ王国の実情 表 8-1 NDC概要 1） NDC トンガ王国の最新版NDCは「Tonga’s Second Nationally Determined Contribution」である。同【AFOLUセクター】 ・ 2025年NDCのAFOLUセクターにおけるGHG排出量の目標設定 ・ 2023年までに100万本の木を植樹 【廃棄物】 ・ 2025年NDCの廃棄物セクターにおけるGHG排出量の目標設定 ・ 森林保全：森林破壊と原生林の劣化抑止、・ 国立公園、保護区、保護地域の維持、森林保護区の設立と管理、森林再生、森林の復旧 ・ 農業： 農業用地として指定された地域での総合的なアグロフォレス・ 太陽光、風力の発電能力の拡大、蓄電池の増加 ・ 既存ネットワークインフラの改善 ・ 自動車規格の義務化および/または税金、料金、輸入関税による優遇・ 家電、照明、電気機器に対するエネルギー性能の最低基準の採用 【AFOLUセクター】 ・ 2025年までの森林インベントリーの構築 ・ 植樹する樹木の種類、植林する土地、責任者の決定 【廃棄物セクター】 ・ 廃棄物量と廃棄物組成の関連データ収集を含む正式な廃棄物収集シを考慮すると、トンガ王国における脱炭素・再エネ導入への影響は看過できないものと推測される。 8.1.1. 関連政策・法規制 （1） 脱炭素・再エネ関連政策 2022年1月15日、トンガ王国の首都ヌクアロファから北65kmにあるフンガ・トンガ =フンガ・ハアパイ火山の大規模噴火が発生した。同噴火による社会・経済インフラへの影響の大きさNDCの概要は以下のとおりである。 91 項目 参照NDC コミットメントの種類 目標年 実施期間 対象セクター 対象ガス GHG目標 非GHG目標 目標達成のための施策 【エネルギーセクター】 適応セクター 詳細 Tonga’s Second Nationally Determined Contribution GHG、非GHG 2025年、2030年 2021年～2030年 エネルギーセクター、AFOLUセクター、廃棄物セクター CO2, CH4, N2O, CO, SO2, NMVOC, NOx 2030年までにエネルギー部門の排出量を2006年比で13%（16Gg）削減 【エネルギーセクター】 ・ 2030年までに太陽光、風力、蓄電池を組み合わせた再生可能エネルギーによる発電量70% 伸びを年平均1%に制限 措置 ステムの拡大 ・ 新規に購入する小型車については年間2%の効率向上 ・ 2021年～2030年の間に、系統接続された住宅用電力の最終使用量の
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