パプアニューギニアガイドブック
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ゴロカ周辺の見所・アクティビティ・イベント77アサロマッドマンAsaro Mudman 全身を白い泥で覆い、泥で作った大きなマスクを被って歩く姿は、不気味でもあり、滑稽でもあり、観光客にはとても人気のある部族だ。 アサロマッドマンの始まりには諸説があるが、一番有名なものは、「アサロの村人が敵対する部族に追い立てられ、逃げるうちに泥の中で転んでしまい、全身に泥がついたが、その姿を見た敵が亡霊が出たと思い込んで退散した」、という説だ。1957年に初めて開催されたゴロカショーにて脚光を浴び、現在では東ハイランド州のみならず、国を代表するアイコンの一つとなっている。マッカーシー博物館JK. McCarthy Museum オーストラリア植民地時代の管理官としてゴロカに住んだジョン・ケイス・マッカーシーの寄贈によりできた博物館で、現在は国立博物館となっている。西洋人が入植しアサロマッドマンてくるまでの民族的な衣装、飾りなどの他、武器などの展示もある。また、西洋人と初めて接触した頃の写真も多く展示されていて、興味深い。ゴロカ・マーケットGoroka Market ゴロカの人々にとって、市民の台所となっている青空市場である。サツマイモ、キャベツ、ニンジンなどカラフルな野菜が所狭く並べられ、売り買いをする人々で賑わう。 しかし、屋根やコンクリートの床がほとんどなく、長年にわたり、雨が降ると泥の中を歩かなければならないという状況だった。2020年には2階建てのマーケットが新築され、使用開始が待たれる。マッカーシ-博物館新しくなったマーケット

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