パプアニューギニアガイドブック
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教育研究施設75育、ハチミツをつくる養蜂や高原野菜などの栽培も徐々に普及している。しかし生産者は自給自足に現金収入を補足する目的で商品作物の栽培を行っている村人が大半で、大規模農家やプランテーションというのは殆ど存在しない。 カイナンツにはK92マイニング社(K92 Mining Inc.)の金鉱山があり、周辺の川でも砂金が取れるので、個人の多くが採鉱しているが、カイナンツやゴロカにはそれを買い取る仲買人ビジネスもあり、小規模ながら州経済の一翼を担っている。 ゴロカにはゴロカ大学 (University of Goroka)がある。発祥はゴロカ・ティーチャーズ・カレッジと言う教員養成学校だったが、1997年に大学となり、現在は大学院も備えた国内最大の教育指導にかんする教育・研究機関となっている。 ゴロカにはその他にも国を代表する研究機関が多く設置されている。PNG医療調査研究所(PNG Institute of Medical Research)ではマラリアなど風土病のコーヒー焙煎工場研究が行われているが、国立の病理検査施設として、2020年のコロナウイルスの世界的な感染ではこの国のPCR検査が行われた。国立映像研究所(National Film Institute)は映像関係の研究を行う他、海外からの撮影許可なども取り仕切る。その他、メラネシア地域の文化の研究や出版を行うメラネシアン研究所(The Melanesian Institute)、国立スポーツ研究所(National Sport Institute)、この州の特産品であるコーヒー豆についてはその研究、出版の他、農家の教育、販売促進を担う機関としてコーヒー産業協会(Coffee Industry Cooperation)がある。 ゴロカ以外ではカイナンツの近くのウカルンパに、エス・アイ・エルSIL(Summer Institute of Linguistics)というキリスト教関連団体の施設がある。エス・アイ・エルではキリスト教の聖書を現地語に訳す活動を1956年から行っており、小型飛行機やヘリコプターを保有して山奥の村落に入り、地道な活動を続けている。ウカルンパには約600名の様々な国からのスタッフが住み、アメリカから輸入した商品を販ゴロカ大学の施設

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