パプアニューギニアガイドブック
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ショッピング23ラバウルの日本とPNG政府建立の「南太平洋戦没者の碑」式に使われた古い木像を国外に持ち出すことは、犯罪となるので注意したい。●太平洋戦争戦没者の慰霊巡拝 パプアニューギニアには推定で13~15万人の日本人戦没者が眠っている。戦跡地は主要都市や観光地から離れていることも多いが、公的な慰霊碑は都市部に建立されている。車が通れる道がない奥地へは航空機をチャーターして空から慰霊をしたり、ボートで慰霊地近くの沿岸部まで行ってお参りすることもある。慰霊巡拝ツアーの場合、多くは戦没地に応じて、ニューブリテン島などのビスマルク諸島を巡るか、ニューギニア島を巡るコースが多い。ビスマルク諸島では「南太平洋戦没者の碑」があるラバウルの他、ロレンガウ、ケビエン、ツルブ、ヌマヌマ、トロキナ、ブイン等を、ニューギニア島では「ニューギニア戦没者の碑」があるウェワク、アイタペ、ボイキン、ハンサ湾、ボガジン、サラモア、フィンシュハーフェン、ラビ、ブナなどを訪れる。 パプアニューギニアの代表的なお土産には、次の様なものがある。 ・ コーヒー:主にハイランド地方で作られるアラビカ種のコーヒーは世界中に輸出されている ・ チョコレート:各地の独特な味と香りのカカオも世界に輸出されている・ ビルム:ハイランド地方を中心に自然素材や毛糸を独特な編み方で編んだ手づくりのバッグ。 ・ ドゥクドゥク人形:ラバウルのトーライ族の精霊を象った人形 ・ ストーリーボード:セピック川流域の生活や出来事を木板に彫り込んだ壁掛けの飾り物・ 木彫り・木工品:各地の精霊を象った木彫りや、伝統的な文様をあしらった物入やステッキなど貝殻をはめ込んである美しい装飾が施されたものも多い・ クンドゥ:筒状にくり抜いた木にトカゲビルム売り(ゴロカ)ゴロカのコーヒーの一種

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