パプアニューギニアガイドブック
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アクティビティ17定期便を持ち、その他トロピックエアー、ヘビーリフト、ノース・コースト・アビエーション、MAFなどの航空会社がそれぞれ地方限定の定期便やチャーター便を運行している。 主要都市には必ず空港があり、奥地や僻地にも滑走路を備えた村があるなど、パプアニューギニアの航空路線網は充実しているが、運航スケジュール、便数、路線の変更が多いので利用には注意が必要。また利用器材が小さくオーバーブックが多いので、予約とリコンファームを確実に行い、早めにチェックインすることが重要。●PMVs(Public Motor Vehicles) PMVsは、国内をくまなく走っている 身近な公共バス。市内循環、中距離、長距 離の3種類があり、バスには日本製のミニバンやマイクロバスと、トラックを改造して木の長椅子を付けたものがある。市内を走るバスは、客が降りたいところが停留所で、乗る場合には手を振ると停まってくれる。バスには立ち席は無く、満席の場合は乗ることが出来ない。料金は乗車後にドアの近くに座っている車掌に払う。中・長距離バスはマーケットから出発する。長距離バスはほとんどが早朝に出発するが、満席になるまで発車しないので、場合によっては2時間も車内で待たされることもある。PMVsは運行路線が複雑で、路線図もなく、治安も悪いので旅行者は知り合いの現地人と乗車する以外、利用を避けたほうが良い。●タクシーとレンタカー タクシーは、ポートモレスビーなど一部の都市を除きほとんど走っておらず、あってもメーターが無い車が殆どで事前に料金を交渉する必要があり、旅行者には勧められない。 レンタカーはエイビス(Avis)、バジェット(Budget)、スリフティー(Thrifty)、 ハーツ(Hertz)が主要都市で営業している。車の多くがマニュアル車である。現地事情に精通した地元の人と一緒であれば利用は問題ないが、道路の舗装状況は劣悪で、雨が降ると冠水することもあり、また車両の盗難、車上荒らし、路上で停車した際に強盗に狙われるなど治安の悪さもあり、旅行者だけで利用するのはやはり勧められない。 大自然に包まれた神秘の国パプアニューギニアへの個人旅行は、まだまだ一般化していないが、目的を持ったグループ旅行は増えている。最近はダイビングやサーフィンなどのマリンスポーツ、自然観察、民族探訪、トレッキングなどを目的としたツアーが企画されている。特に、ラバウルのマスク・フェスティバル(7月)、マウントハーゲン・ショー(8月)、ゴロカ・ショー(9月)など各都市部で年に1度開催されるシンシン・ショー(様々な民族が集い民族舞踏を披露するフェスティバル)には、世界各地から観光客が集まる。この時は宿泊施

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