パプアニューギニアガイドブック
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14最も安全。 地方都市やその他の町でも外出する時は、目立たぬ服装(特に女性は露出の多い服装は控える)で夜間や日中の単独行動、バス停など人の多いところ、人影の少ないところ、午後のマーケットやPMVバスの利用を避け、また出来るだけ現地人(ガイドなど)と行動を共にする。常に周囲を確認し、怪しい場所や人には近づかないこと。危険地帯に近づくと、地元の人が教えてくれることもある。貴重品(現金、スマートフォン、カメラなど)を他人に見られないようにし、多額の現金を持ち歩かず、ウエストバッグの使用を避ける。バック類は必ずカギのかかるものを選び、常に手元においておくことが必要だ。また道路標識などが不正確で、道路陥没などが多くあるので短期渡航者が自分で運転する事は勧められない。ホテル所有の車など信頼できる車とドライバーを手配するのが安全。●予防接種とマラリアについて 日本から直接入国する場合、原則として 予防接種は必要ない。但し日本の厚生労働省ではパプアニューギニアの標高1800m以下の全土をマラリアの汚染地域として警戒を呼び掛けている。マラリアはハマダラ属の蚊が媒介する伝染病で1週間から4週間ほどの潜伏期間をおいて、発熱、寒気、頭痛、嘔吐、関節痛、筋肉痛などの症状が出ます。標高1800m以下でも蚊の生息域が後退したポートモレスビーなど都市部ではほとんど見られなくなったがセピック川セピック川など低地やブッシュでは長袖やズボンがよい流域を始めとする低湿地帯や熱帯ジャングルでは特に注意が必要である。現在は予防薬や特効薬 があり、早期に適切な処置をすれば問題ないが、一度感染すると再発の可能性があるので油断は出来ない。 マラリアの予防などについては厚生労働省の情報を参照:https://www.forth.go.jp/useful/malaria.html●服装・装備 一般的に低地、海岸部では一年中夏服でもよい。一方ハイランド地方へ旅行する場合はかなりの気温差があるので注意したい。昼間は気温が高く日差しが強いため、 熱射病予防のため帽子、サングラス、日焼け止めクリーム、ミネラルウォーターが必寒く感じることもあるハイランド地方

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