パプアニューギニアガイドブック
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13テルに限られる。 海岸部のホテルではシーフードメニューが多いといった地産地消傾向があり、調理スタイルは豪州風の洋食中心で、またローカル料理や中華などの料理をだすホテルも一部にある。 ローカル料理を食べるには現地の人に頼む他、観光ツアーで村でのランチとして食べることが出来る場合もある。 また先進国で進むビーガン、ハラル、グルテンフリー、各アレルギー対応の食事メニュー提供は遅れており、対応できるのはポートモレスビーの大型ホテルと外国人の受入れが多いダイビング可能なリゾート・ホテルの一部に限られ、全国的には殆ど不可なので注意が必要。 パプアニューギニアの水道はWHOの安全基準をクリアしており、安全とされているが、ホテルの水も沸騰して飲むかミネラルウォーターを購入した方が安全。氷は水道水で作られるので胃腸の強くない人は避けたほうが良い。町にはスーパーマーケットもあり食材は豊富にそろっている。なお青空市場では野菜や果物のみ浄化した水で観光ツアーでだされるローカル料理ムームーよく洗ってから食べ、肉・海産物は鮮度と保存状態がわからない場合には避けた方がよい。●電圧と電源 240ボルト、50ヘルツで、プラグは一般に「Oタイプ」と呼ばれる「ハの字」二股形、3つ穴式でオーストラリアやニュージーランドと同じ。主要都市を除いて電気の普及が遅れており、朝夕の数時間だけ送電される地方都市もまだ多い。日本の電化製品を使用する場合、現在では自動電圧切替式(110V~240V対応)の製品も多いので、日本出発前に確認し、必要に応じて変圧器を用意すること。●治安 パプアニューギニアの国民の大半は人懐っこく優しいが、一般的に都市部の治安状況は悪いと考えたほうが良い。近年、経済発展による貧富の差の拡大により、金品目当ての窃盗、強盗をはじめスリ、置き引きが多発しており、十分な注意が必要だ。 ポートモレスビーなど都市部では貧困層の若者が中心となって武装して徒党を組み「ラスカル(Rascal)」と呼ばれる強盗団となり、車を強奪したり商店や家屋を襲い、時に銀行強盗を働く事もある。 ポートモレスビーでは徒歩での外出は厳禁で、ホテルや空港周辺も外国人を待ち伏せしていることがあるので、近くでも徒歩での外出は避けた方がよい。タクシーや乗り合いバス(PMV)も利用しない方がよく、運転手付きのハイヤーを手配するのが

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