パプアニューギニアガイドブック
13/114

11ていない為、到着時にジャクソン空港内の両替所で必要額を両替し、ホテルなどの支払いはクレジットカードで行い、さらに換金が必要な場合は、米ドルまたは豪ドルの現金を用意しておくと良い。また空港やホテルに設置されたATMを利用してクレジットカードからキナのキャッシングを行うことも出来る。なお帰国時に使い残したキナを、ジャクソン空港の銀行両替窓口で外貨に両替するのを忘れずに。ただし円貨は十分な額が無い場合があるが米ドルは1ドル単位から再両替が可能。 現地で日本円の現金からキナへの為替レートは1キナ=約38円(2020年5月26日現在)。●物品サービス税(GST) パプアニューギニア国内での買い物には 10%の物品サービス税(消費税)がかかる。 スーパーなど小売店では内税となって表示価格に含まれていることが殆どだが、見積もりなどは外税表示となる事もあるので、購入の前に税込みかどうかを確認する方がよい。 なお国際線航空運賃は非課税である。●現金とクレジットカード 日常生活で多く使われるのは少額貨幣で、特に地方農村部では20キナ紙幣以上はあまり使われない。 ホテルや高級レストラン、大型スーパー以外ではつり銭も用意されていない場合も多いので、少額の貨幣を併せて持ち歩く方がよい。クレジットカードは、ホテル、高級レストラン、主要空港、旅行代理店、大手スーパーなどで利用できる。ビザ(Visa)、マスターカード(Master Card)が主流で、アメリカンエクスプレス(Amex)は使えないことが多い。また地方ではカードが使える施設でもネットワークの問題で使えない事もあるので、万が一のために一定額を支払える現金を保有しておくべきである。●チップ事情 チップの習慣はない。何かしてもらったら感謝の意味で「テンキュー(Tenkyu)」(ピジン語)と応えよう。 ただし、特別に用事を頼んだ場合は、さりげなく少額の謝礼(5~10キナ程度)を渡すのが良い。●郵便と電話 郵便のシステムは日本と異なり配達の制度が無いため、現地に届いた郵便物は全て郵便局にある私書箱(P.O.Box)に投函される。旅行者は滞在しているホテルか最寄りの郵便局気付で手紙を受け取れる。また日本までの航空郵便は通常郵便(葉書サイズ)で、50gまでが6.9キナで、ポートモレスビーから約2週間かかる。 携帯電話ネットワークはデジセル、Bモバイル、テリコムの3社で、都市部では全てのネットワークが通話可能だが、地方では電波のカバー地域に会社による差があり、全国に携帯電話基地局が多いデジセル社のネットワークが圧倒的に広い電波カ

元のページ  ../index.html#13

このブックを見る