パラオガイドブック
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端にアイスボックス公園とパラオ水産試験場がある。アイスボックスは、日本統治時代に製氷工場があったことから名付けられた。また、島の入口にあるロングアイランド公園は地元の人の憩いの場となっている。●バベルダオブ島 2006年の10月より、首都がコロールよりバベルダオブ当のマルキョク州に移転となり、政府の総合庁舎となる巨大な建物が丘の上にそびえ立つ。これまでコロール市内に点在していた大統領府、議会、裁判所などがひとつにまとまった。 この島の内部には未開のジャングルが多く、海岸線はほとんどマングローブで覆われている。単独での面積はミクロネシア第2位で、パラオ本島とも呼ばれている。熱アラカベサン島上空(写真提供:ベラウツアー)向かい、道路右手のやや奥まった所にある。●アラカベサン島 この島に行くには、長い平らな橋を渡ることになる。昔は欄干がなく歩道も狭く時おり車が海に落ちていたが、日本の援助で2005年に整備された。今ではおだやかな海やきれいな月が見られることから、地元の人のウォーキングコースとなっている。島に入ると村落の中の曲がりくねった道路の最終地点には、パラオでナンバーワンといわれるパラオ パシフィック リゾートがある。同ホテルはパラオではPPRと呼ばれ、1984年に東急グループ総帥の故五島昇氏の熱意で建てられたが、今なおパラオ観光産業のリーダー的な存在である。PPRの側には、戦時中に旧日本軍が使った水上飛行機のランプがある。同じような水上飛行機の発着ランプは、大統領官邸近くの村落の海岸にミューンズ・スコウジョウ(飛行場がなまったと思われる)に残っている。こちらは幅も広く、戦時中には多くの若い飛行士が目の前の青い空に向かって飛び去ったものと想像できる。●マラカル島 パラオでのマリンレジャーの発着ボートが多い。この島はコロールの南西にあり、MINATO BASHI (ミナト・バシ)で結ばれている。多くの島の周辺がサンゴ礁で覆われているが、マラカル島はリーフがないため大型船の寄港が可能。島にはパラオ商業港、アイランド巡りやダイビングツアー関連オフィス、魚市場などがある。島の南12

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