キリバスガイドブック
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北ライン諸島03南ライン諸島 海洋性の亜熱帯気候で、平均気温は26~32℃の間にあり年間の格差は小さい。年間降雨量は地域により差が大きく、それぞれの地域の平均はクリスマス島の700mmからテライナ(ワシントン)島の4,000mmまで変化に富んでいる。首都タラワは1,500mmである。海洋性気候のため、平均湿度は75~80%と比較的高い。600km173°00’Eギルバート諸島1°40’Nタビテウエア島バナバ島ブタリタリ島マラケイ島マキン島アバイアン島タラワマイアナ島アベママ島アラヌカ島クリア島ノノウシ島ベル島ニクナウ島オノトア島タマナ島アロラエ島ニクマロロ島カントン島バーニー島マッキーン島エンダーベリー島ラワキ島オロナ島マンラ島テライナ(ワシントン)島タブアエラン(ファニング)島クリスマス島マルデン島スターバック島ミレニアム(カロリン)島ヴォストク島フリント島フェニックス諸島 キリバスの起源は、ギルバート諸島の神話によれば、創造神ナレアウが先祖の木から花を摘んでサモア北方の海に蒔き、タラワとベル、タビデウエアの島を造り、それが分裂して現在の33の島になったと伝えられている。その島々に紀元前40年頃、東南アジアから人々が船で移住した、あるいは紀元2~5年に南太平洋より東から吹く風を利用してポリネシアの人々が移り住んだようである。 1606年、スペイン人探検家デ・キロスがブタリタリ島を確認。1788年には英国海軍大佐ギルバートがこの付近を航海したことから、自身の名前を名付けてその名前が諸島名となった。キリバスはギルバートが現地語化したもので、それ以前キリバスの人たちは自身の島々・人としてのアイデンティーを「トゥンガル」と呼んでいた。気 候歴 史

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